パッケージの印刷の手順について

DTPデザインにおいては広告やポスター、本や雑誌の他にも、パッケージのデザインもあります。パッケージデザインの手順は、ポスターや雑誌など他のデザインの手順とは大きく異なる点が様々あります。そこでここでは、パッケージデザインの作成される手順について紹介します。まず他のデザインの場合には、クライアントは企業や編集者などとなりますが、パッケージのデザインの場合には、商品のメーカーからの依頼があります。

次にメーカーから、商品の説明を受けるオリエンテーションを経て、アイディアを2、3に絞り、パッケージの平面図とダミーのカンプを作成します。このカンプをプレゼンテーションにて提案し、メーカーがダミーのチェック及びそれについての意見を出します。このダミーの提案と、メーカーからのチェック及び意見はメーカーからOKが出るまで、繰り返し行われます。メーカーが一通りチェックし、OKを出したらダミーを基に裏面表記などの文字を仕上げ、データを制作します。

データを印刷会社に渡す入稿が終わったら、印刷に立ち会い指定した色が出ているかなどの最終確認を行います。印刷後、表面加工や折りたたみ加工、打ち抜きをして、パッケージの形に貼り合わせればパッケージの完成となります。広告や本などは紙媒体のデザインですが、パッケージデザインの場合には紙以外の媒体に印刷する場合も多くあります。このためその製作方法や、印刷方法は多種多様なものとなります。

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